人を想う優しさ、悩みを抱える葛藤。みくさんの本心に迫る

みくさん
ご相談ありがとうございます。

みくさんのやさしい心遣いがとても伝わってきます。
人を思う気持ちが強いからこそ自分の悩みを打ち明けることに戸惑いを感じてしまうのですね。

HSPは先天的な気質のためさまざまな特徴があります。またみくさんの性格やこれまでの経験も影響していると思いますのでHSPの特徴だと断言することは難しいですが、HSPの方に多く見られる傾向の一つにあります。

HSPの方は共感力が高いため相手の気持ちを深く感じ、「今は相談するタイミングじゃないかも」「相談すると迷惑をかけてしまうかもしれない」と考えてしまうことがよくあります。それだけ人の感情に寄り添える優しさを持っているのだと思います。

「人の役に立ちたい」「相手を傷つけたくない」という思いが強いからこそ、自分よりも周りを優先しがちなのもHSPの特徴にあります。その結果人の相談には乗れるけれど自分のことは誰にも言えず一人で抱え込んでしまうのです。

ですが、自分の気持ちを誰かに話すことは悪いことではないのです。むしろ心をオープンにすることで相手との関係が深まったりします。

また悩みというのは小さなうちに解消していくことが大切です。
悩みが大きくなりすぎると「これを話すと重たくなってしまうかも」「迷惑をかけてしまうかも」と感じてしまいやすくなります。
悩みは小さなうちに信頼できる人に少しずつ話したり、気持ちを紙に書き出す（ジャーナリング）、思考のクセに気づいて客観的に見つめ直す、といった方法を取り入れてみるといいかと思います。

みくさんは文章からもとても周りの状況を察することができる方だと感じます。そのため相談のタイミングを誤ったり相手に負担をかけすぎたりすることは、きっとないのではないでしょうか。
みくさんが誰かから相談されたとき「私に話してくれて嬉しい」「少しでも力になれたらいいな」と思いますよね？お友達もきっと同じで「相談してくれて嬉しい」「力になりたい」と思っているはずです。だからこそ「この人は信頼できるな」と思った人に、頼ってみてもいいのではないでしょうか。

どうしても友達に相談するのが難しいと感じる場合はカウンセリングを利用したり、同じような悩みを持つ人が集まる当事者会に参加してみるのも、ひとつの方法です。

みくさんのペースでゆっくりと心をオープンにしてみてくださいね。