繊細な私たちの日々の対処法とは？

Tuyukusaさん
ご相談ありがとうございます。

繊細な私たちはどうしても人の顔色が気になったり周囲の音に敏感に反応してしまったりしますよね。無意識のうちに周りに気を配ることが習慣になっているため疲れるのにやめられないとのこと、本当によく分かります。

でもこの繊細さは悪いことではなくて大切な特性の一つなのです。だからこそこの特性とどう付き合っていけば楽になるかを考えてみましょうね。

Tuyukusaさんはきっと誰に対しても優しく相手の気持ちを大切にできる方だと思います。だからこそ相手が不機嫌だと「自分が何か悪いことをしたのでは」と考えてしまうのかもしれませんね。
でも相手の気分は相手のものです。例えば雨が降っていたら「私のせいで雨が降ったのかな？」とは思いませんよね。
それと同じように相手が不機嫌そうに見えてもそれはこちらのせいではなく、その人の気分の問題です。「私は〇〇さんの機嫌を取る係ではない」と心の中でそっとつぶやいてみてくださいね。

それでも顔色を伺ってしまうこともあるかもしれません。その時は「私はどうしたいのかな？」と自分に問いかける習慣をつけるのも大切です。相手の不機嫌さと自分の責任を混同しないように気をつけてみてくださいね。

人の顔色を伺う癖の背景はいろいろありますが、自分が我慢すれば丸く収まったという過去の経験がある場合が多いです。そのためこれまで頑張ってきた自分に「辛かったね。でも、もう大丈夫だよ。何も心配いらないからね」と優しく声をかけてあげることも大切です。

またHSPさんは周りの音に敏感で少しの物音でも意識が向いてしまいやすいですよね。音への対策としてまずは環境を整えることが大切です。イヤホンや耳栓を使って耳への負担を軽くしたり、周りの人に少し静かにしてほしいと伝えられる場合は協力をお願いしてみるのも良いですね。

他には意識の向け方を工夫するのもオススメです。音が気になった時に「今、私は〇〇をしている」と意識を戻すトレーニングをしたり「この音楽を聴いたら集中できる」といったスイッチを作ることで、少しずつ自分に集中ができるようになります。

Tuyukusaさんの繊細さはやさしさや感受性の豊かさといった大切な特性です。自分を癒す時間をたくさん作ってあげつつ、ゆっくりと気になる自分を減らしていきましょうね。