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羯帝王

羯帝王

悟空

ジユウというのは、竜の落とし子の様な自然界では見ることはまず無い、けったいな龍の杖の大きさの生き物なん。角の様に伸びた眉とまんまるい目がちゃーむぽいんとなん。一部を除いてジユウが羯帝王(シヴァ神)だとは誰も知らなかったん。それはアドルや、アムスやラムズ、大気の神カインも皆知らなかったん。羯帝のケンちゃんはジユウが親父、羯帝王だと気付いて居たん。ケンちゃんから発破を掛けられて、羯帝王もここが潮時、ジユウとして来たけれど、羯帝王であったことを明かしてケジメを付けなければ、死んで行った皆に示しが付かない。それで正体を明かすん。

神王さんはジユウが羯帝王だと知ってたん。
神王さんもジユウも、だめだ止めなさい。私がゲートを起動させると言ってたん。命を失うような場所にゲートがあったん。それを摩訶不思議の鳥に縁あって乗り込んだ人達が、これが自分の役割と命を掛けてゲートを起動させて行ったん。

破壊の神は虚無と一緒に死ぬことを選んだん。

ジユウは言うん。
儂はケジメを付けなければいけない。
儂はアドルの成長をずっと見て居たかったが、アムスとラムズの成長を見て居たかったが、九竜の里の成長をずっと見て居たかったが

でも、もうお別れやが
ずっと隠して来て済まなかったが
儂が羯帝王だったが

そう言ってジユウは脱皮を繰り返して
本来の羯帝王に戻ったん

ビッグバンの二次爆発を引き金とする恒星を押し留める為、ヤゴオニと一緒に羯帝の大八災厄、破壊の技を駆使して惑星の衝突軌道を反らせたん。そして、その恒星は太陽の様な灼熱に燃え盛る惑星だったん。その惑星に最後ヤゴオニと二人身を投げ入れてこの世を去ろうとするん。

でも、虚無はそれを許さなかったん。
起動を逸らした恒星が再び衝突軌道に方向を変えたん。自ら死を選ぶことなど虚無は許すはずも無かったん。世界の初まりからずっと対峙して来たん。こんなつまらない終わり方を許すはずが無いん。虚無はいつも真剣に羯帝王を殺しに掛けて来たん。それを土壇場で羯帝王がいつも覆すん。虚無は最後までこの関係は変わりはしない。真剣に潰して掛かるから、それに応えて見せろ!とそう言ったん。羯帝王、御前が負ける時は世界そのものが潰えて吾(無)へと回帰する。真剣に来い。これが泣いても笑っても最後の真剣勝負。最後の戦いだったん。
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