平和への願いを込めて―戦争映画から見た小さな幸せ

もしかしたら以前にも呟いたかもしれない。
その「記憶」となっているものが衝撃波だったから、浮上する度に書いているかもしれない。

数年前の精神病棟入院時の出来事。
これ迄の入院回数が３回だったか４回だったかは正直不明瞭で霧の中の時だ。3ヶ月スパンを幾度か繰り返したとならば言える。

何人もの患者さんと出逢い、様々な症状や悩み、苦悩を知って、私自身の人生体験などは氷山の一角なんだな…とも感じたりした。

そんな中で一番大きな記憶となっているのは
特に中高年以降の男性方が口々に語っていたこと。

それは

　『刑務所に入りたい』

・

言葉にすれば簡単で、ドラマの中の台詞のようで、現実社会でそれを言ったら不謹慎でしょ！とも思えるコレだ。

でも皆真顔だ。

精神疾患を持つ者はとてつもない孤独の中に居る。故に老後の不安は巨大。単身なら尚更のことだ。

刑務所に入れば監視の目がある。
その目は決して苦しくはなく、寧ろ常に見つめていてくれる存在。

治療も受けられる。食事もできる。
運動もできるし、仲間が居て、軽作業もできて…

そう
理想郷なんだよね。
安息の場。

・

そんな末路が「理想郷」。

これが真の精神疾患者の世界。
日本の治療法が遅れているから、そして時代がどんどん疾患者を増産しているから
刑務所… 足りなくなるんじゃないだろうか。

「メンヘラ」とかさ

浮ついたネット用語使っている君たちさ

想像してごらんよ。
真剣にさ。

戦争系の映画が好きで