速水奏さんという女性はアイドルとしての、ミステリアスなクールビューティーという姿だけでなく臆病で未熟で年相応の少女という一面も持っているんですけど、だからこそ「大人」ではなく「大人びた17歳」という設定に意味があるし、その多面性が彼女の大きな魅力の一つになっていると思うんですよね。
好きになると近づきたくなる。臆病なのに、距離を縮めたくなる。好きな人のことを知りたくなる。でも自分のことを知られるのは怖くなる。お話するほどに自分のだめなところを知って、冷められるんじゃないかと。でも、表面だけを好いてそれが何になるの。もっと深くを知っても、それでも想い合いたい。