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ハーロック
僕は駅構内にあるお洒落な花屋に来ていた
彼女を思い浮かべ、選んだのは
淡いピンクの大きな薔薇の花
一輪だった
ずっと、職場恋愛は御法度だと思っていた
だが、僕は自分の想いを抑えきれなかったんだ
昨日、勇気を振り絞って
僕は彼女にLINEを入れた
一週間お疲れさまでした
明日は金曜日ですね
よろしければ、一緒に食事に行きませんか
返事はすぐに来た
はい
ただ一言だったが
ホッとすると同時に、嬉しさが込み上げてきた
彼女は待ち合わせ場所に、駅の二階にある本屋を指定した
ここなら目立たないし、本好きの僕には最適だ
さりげなくこういう気配りができる人だった
お待たせしました
若い女性の店員さんが、花が隠れるくらいの大きめの紙袋に入れた花を手渡してくれた
僕のような男が一輪の薔薇を買うのがどういうことか、察してくれたのだろう
ありがたかった
本屋に行くと、彼女はまだ来ていなかった
会社は別々に出たし、もしかしたら駅へのルートも変えているのかもしれない
レストランは予約してある
彼女が好きな、ちょっと高級な中華料理店
お待たせ
背中から聴こえた
小さな声に振り返ると
恥ずかしそうにうつむく君がいた
僕は黙って紙袋を差し出した
少し驚いた彼女は
ためらいながらも紙袋を受け取ってくれた
耳まで真っ赤になった彼女を
僕は、心底愛おしいと思ったんだ
#恋愛小説

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場面が浮かぶ… 素敵ほっこりしました💕😄
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素敵… 続きがありますか? 楽しみにしています[照れる]
みぃ🌟
写真のような薔薇かなぁ? ピュアだ。。[照れる][ハート] 続きを楽しみにしてます。🍀*゜