言わば背徳感がこの世を支配しているなんて言ったら大袈裟かもしれぬが、それも一理ある気がしてならないのだ。食べれませんと表記されたる乾燥剤を食す馬鹿は居ないだろうが、自分に不利益にならぬもの、その背徳感情が如何にも安っぽくて嫌になる。しかも、何かを口にする度、僕は嘘っぽくなる