俺を信じるなって台詞に周明の過去を見た気がした。牛馬のように働く生活から逃げ出し医師の元に。どこの馬の骨とも知れぬ身で、朱ほどの豪商に仕えるようになるには優れた頭脳と腕だけでは足りず権謀術数を回らす必要もあったろう。一見穏やかに見えるその眼差しに潜む影、ゾクゾクする。#光る君へ