彼らにはなくて俺たちにはある言語の壁という問題を引き合いに出して、人間と魚類じゃなく国籍の違う人間同士の関係を当て嵌めたとしても、むしろ言葉も通じる同じ世界で暮らす生物をこれまで平然と狩って食って生きてた捕食者側が、矮小な愛の言葉ひとつで揺らぐことはないだろうとも…