京都・賀茂川で感じる心地よいひととき

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ハーロック

2024/01/22

僕は時々賀茂川の土手を散歩します

川の流れる音を聴きながら歩くと、心地良いからです

賀茂川の河原には、いろいろなひとがいます
ジョギングするひと、サッカーやテニス、バドミントンを楽しむひと、トランペットやギター等の楽器の練習をするひと

時に変わったひともいて、橋の下で反響を活かし高らかに歌っていらっしゃいました

そんな、とある日の出来事です

いつものように土手を歩いていると、前方からホームレスらしきおじさんが走ってきました

おじさんは僕の前で立ち止まり、声を掛けてきました
「兄さん兄さん、今からあっちで炊き出しがあるよ！」

人間というものは、予想の範疇(はんちゅう)の外からの攻撃には弱いものです

僕はあまりの意外な言葉に、とっさに対応できずあたふたしてしまいました

た、炊き出し？

何とか思考を立て直し、おじさん達の炊き出しについて考えました

一瞬面白そうだ、とも思ったのですが
主催していらっしゃる方は、おそらくボランティアの方とかなのでしょう

僕は食べるのに困ってはいないので、僕が興味本位で参加した場合、あきらかに場違いとなります

僕が一食食べたことで、もしその炊き出しを必要とされる方が食べられなかったとしたら

いろいろな事を瞬時に考え、僕はおじさんに言いました
「だ、大丈夫です」

あ、そう
とおじさんは他のひとにも知らせるべく、また走って行かれました

その時は驚きましたが、予期せぬ出来事というのは、楽しいものですね

これだから散歩はやめられません

さて、今日は何処を散歩しようかなぁ

#散歩 #賀茂川 #炊き出し