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吉田賢太郎
「ここではないどこか」に 正解がある気がして
僕たちは ページをめくり続ける
もっと強い力が欲しい
もっと確かな理屈が欲しい
そうやって 外側にばかり答えを求めていた
けれど 忘れないで
物語を動かすのは 伝説の剣でも 不思議な本でもない
今、何かを守ろうとして 熱くなっている
その手のひらの 温度だ
賢いふりをして 誰かをマウンティングしても
弱さを武器に 誰かを縛り付けても
物語の「真実」には たどり着けない
それは 自分と誰かを分ける 冷たい壁になるだけだから
探さなくていい
「本当の自分」なんて 遠い場所には落ちていない
君が誰かを想ったとき
君が「今、ここにあるもの」を信じたとき
白紙のページに 最初の文字が刻まれる
「色即是空」
形あるものは いつか消えるかもしれない
けれど「空即是色」
消えない想いが この世界を形作っている
探すのをやめて その手を開けば
もう 物語の結末(こたえ)は握りしめている
あとは 君がそれを 選ぶだけ
物語の結末は、君が決める。
いや――もう、君の手の中にあるんだ。
セイバーのエッセンスと本質のまとめ
「物語」と「現実」の融合: セイバーは「本(知識や理屈)」の世界と「現実」を守る物語でした。これは「空(概念)」と「色(現実)」が表裏一体であるという教えに重なります。
探すのではなく、書く: どこかに落ちている正解を探すのではなく、今持っている感情や絆を使って「自分で物語を綴る(決める)」こと。それが「あるものしかない」という肯定に繋がります。
マウンティングの無意味さ: 飛羽真(セイバー)が求めたのは、力による支配ではなく「約束」や「想い」でした。賢さや弱さでマウントを取ることは、物語を停滞させるノイズでしかないことを伝えています。
聖刃(セイバー)の剣が「無」から「創造」を生み出したように、あなたの手の中にある「何もない(空)」は、同時に「すべてがある(色)」の種でもあります。
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