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吉田賢太郎

吉田賢太郎

タイトル:空中でバラバラにされるボール
​きみの投げたボールは
相手に届くその手前
空中でパチンと弾けて
ただの「文字」に分解される
​相手はきみの「心」を見ているんじゃない
「文字の羅列」を検品しているだけなんだ
​「これは正しい」
「これは間違い」
「これは役に立たない」
​そうやってラベルを貼ることに必死で
グローブをはめた両手は
きみの言葉を抱きしめることを忘れている
​それはもう、キャッチボールじゃない
ただの「仕分け作業」だ
​本当の対話って、もっと不器用なもの
意味なんて分からなくても
価値なんてすぐに見いだせなくても
まずは、飛んできたボールの「温度」を
そのまま手の中で感じること
​言葉は「情報」じゃない
きみという「存在」そのものなんだから
​まずは黙って、受け取ればいい
意味を解くのは、そのあとでいい
​このポエムが伝えたい「本質」
​「解釈」は「拒絶」に近い: 相手が言葉を分析し始めた瞬間、その人はあなたを見ていません。自分の頭の中の辞書を見ているだけです。
​「文字」より「温度」: 会話の本質は、正しい情報を送ることではなく、自分の「重み(感情や背景)」を相手に預けることにあります。
​受け止める勇気: 賢ぶってすぐに答えを出そうとする(賢者マウンティング)のではなく、わからないまま、まずは「受け止める」ことが、一番かっこいい大人の作法です。
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