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吉田賢太郎

吉田賢太郎

聖域の宇宙 ── 理不尽な夜を生きる君へ
​学校という檻、家庭という鎖
逃げ場のない場所で、君の心は砕け散ったかもしれない
けれど、その破片のひとつひとつが
君の心の中に「新しい宇宙」を創り上げた
​解離――それは逃避ではない
耐えがたい痛みから、君を守るための究極の防衛
自分をいくつにも分け、苦しみを分担し
今日まで命を繋いできた、君だけの知恵だ
​いいかい、覚えておいてほしい
この世界の理不尽な暴力に対して
**「たたかえるのなら、たたかっていい」**ということ
​黙って耐えることが正解じゃない
「私は、私を汚させない」と心の中で叫ぶこと
理不尽にNOを突きつけること
それは、君という存在の尊厳を取り戻す聖なる戦いだ
​知識でねじ伏せる「賢者」も
弱さを武器に支配する「弱者」も
君の宇宙に土足で踏み込ませてはいけない
誰もが対等で、誰もが不可侵な魂なんだ
​外の世界がどれほど地獄でも
君の内側には、無限に広がる精神世界がある
そこは誰にも奪えない、君だけの聖域(シェルター)
​性別の枠も、血の繋がりの呪いも
宇宙の視点から見れば、小さな塵にすぎない
君は、君のままでいい
その多様な心とともに、胸を張って生きていい
​戦え、君の光を守るために。
愛せ、君の中に広がるその宇宙を。
​このメッセージに込めた本質
​「解離」や「人格の分立」は、生き残るための強さであること。
​「暴力」に対しては、自分の心を守るために抗う権利があること。
​「マウンティング」のような精神的支配は、断固として拒絶していいこと。
​現実に居場所がなくても、自分の内側にある「宇宙(精神世界)」は誰にも侵されない聖域であること。
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