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hiroki

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むかしむかし、森の奥に、うさぎのママと、3匹の元気なうさぎの子どもたちが住んでいました。
うさぎのママは毎日忙しくて、朝から晩まで家事と子育てに追われていました。子どもたちはいつもいたずらばかり。壁にぐちゃぐちゃの落書きをしたり、おもちゃを散らかしたり……。夕食のスープも、いつも同じ野菜ばかりで、なんだか味気なくて、ママはため息をつくことが多かったです。
「もっとキラキラした毎日だったらいいのに……」
ある晴れた日、うさぎのママは森を散歩していると、キラリと光るものを見つけました。それは、古い木の根元に落ちていた、きれいな銀色の眼鏡でした。眼鏡には小さな宝石が埋められていて、不思議な輝きを放っていました。
「まあ、きれいな眼鏡。でも、誰のだろう?」
ママは眼鏡を家に持ち帰り、試しにかけてみました。
すると……世界が変わったのです!
台所に置いてあった、いつもの地味なにんじんとキャベツのスープが、眼鏡越しに見ると、金色に輝く魔法のスープに見えました。スープの表面には虹色の泡が浮かび、湯気が星のようにキラキラと舞い上がっています。
「ええっ!?」
驚いたママは、リビングへ走りました。そこには子どもたちが昨日描いた、ぐちゃぐちゃの落書きが壁に貼ってありました。普通なら「またいたずらしたの!」と怒るところですが、眼鏡越しに見ると……。
なんと、それは世界で一番美しい絵画に見えたのです!
赤と青のぐちゃぐちゃの線は、鮮やかな花畑に変わり、黒いぐるぐるは夜空に輝く星の渦になっていました。子どもたちが描いたお日さまは、本物の太陽のようにまぶしく輝いていました。
「なんて素敵な絵なの……!」
ママは感動して、眼鏡を外してみました。外すと、またいつものぐちゃぐちゃの落書き。でも、もう一度かけると、また宝物のような絵に変わるのです。
その日から、うさぎのママは魔法の眼鏡を大切にかけました。
散らかったおもちゃの山は、眼鏡越しに見ると、宝石が散らばった宝箱のよう。子どもたちが走り回って騒ぐ姿は、踊る小さな妖精たちに見えました。雨の降る灰色の空さえ、銀色のカーテンのように美しく輝いて見えたのです。
ある晩、子どもたちが「ママ、スープおかわり!」と喜んで言いました。ママは微笑んで、眼鏡越しにスープを見ました。今日も金色に輝いています。
「ママ、今日のスープ、いつもよりおいしいよ!」
子どもたちの言葉に、ママは眼鏡をそっと外しました。外しても、スープは温かくて、優しい味がしました。
ママは気づいたのです。
魔法の眼鏡は、ただ物事をキラキラに見せているだけじゃない。ママの心の中にある「愛」の気持ちを、眼鏡が大きくしてくれたんだ、と。
それからは、ママは眼鏡をかけなくても、毎日がキラキラに見えるようになりました。子どもたちのいたずら描きは、世界で一番の宝物。いつものスープは、家族みんなの幸せの味。
そして、うさぎの家族は、いつまでも仲良く、幸せに暮らしました。
おしまい。
(このお話は、日常の小さなことにこそ宝物があるよ、という気持ちを込めて作りました。どうぞ温かく読んでくださいね。)


ユレン🌟


いおり

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ꕥ𝕂𝕒𝕄𝕪𝕦ꕥ



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