冬休みって暇すぎる｜キキの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

『透明な檻、おとなの子供部屋』
「自由になりたい」なんて、そんな贅沢な話じゃない。
ただ、家のドアを自分の意志で開けたいだけなんだ。
世の中は言う。
「もう子供じゃないんだから」
「自分らしく生きればいい」
でも、精神科の処方箋が一枚、ポケットに入ったその日から
僕たちの「大人」は、どこかへ消えてしまう。
薬を飲んでいるから、あなたは「不完全」だ。
通院しているから、あなたは「危うい」だ。
そんなラベルを貼られた瞬間、
親という名の支配者が、僕たちのハンドルを奪い取る。
それは「守る」という名の、終わりのない管理。
それは「愛」という名の、静かな家庭支配。
「あなたのため」という言葉は、僕たちの口を塞ぐための粘着テープだ。
世間では「大人」と呼ばれる年齢になっても、
ここでは、自分の行き先さえ決められない「大きな子供」。
逆らえば「病気のせい」にされ、
黙っていれば「納得した」と思われる。
TPO。
時と、場所と、場合。
そんなもの、この檻の中には存在しない。
あるのは「管理する側」と「される側」という、絶望的な二色だけ。
いいか、よく聞いてくれ。
健康じゃないことは、罪じゃない。
でも、健康じゃないことを理由に、自由を奪われることは、
魂を削られるのと同じことなんだ。
僕たちは、バカじゃない。
自分が自由じゃないことくらい、
自分が健康じゃないことくらい、
誰に言われなくたって、血がにじむほど分かっている。
分かっているからこそ、この「透明な檻」の中で
今日も、叫びのない声を上げ続けている。
この表現に込めた「本質」
「守る」と「支配」のすり替え: 中高生にも伝わるよう、愛情という言葉が時に凶器になる残酷さを表現しました。
ラベルによる自律性の喪失: 病名や処方箋が、個人の尊厳を「子供レベル」に引き下げてしまう社会の構造を指摘しました。
「分かっている」という当事者の叫び: 周囲が勝手に「気づいていない」と決めつけることへの、強い拒絶と真実を込めました。