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吉田賢太郎

吉田賢太郎

​『脳という名の、僕らの宇宙』
​君の頭の中には、重さ1.3キロの「宇宙」がある。
それは「臓器」という名前のハードウェア。
血が巡り、電気が走る、肉体というマシンの一部。
​でもそこには、目に見えない「心」という名のソフトも動いている。
泣いたり、恋したり、明日が不安になったり。
心は脳が映し出す、たったひとつのスクリーンなんだ。
​01. 脳が「病む」ということ
​もしも脳の「回路」がショートしたり、
「ガソリン(神経伝達物質)」が足りなくなったりしたら、
スクリーンに映る景色は、急に真っ暗になったり、嵐になったりする。
​それは、性格が弱いからじゃない。
「根性」というリモコンでは、脳の故障は直せないんだ。
パソコンが壊れたら修理に出すように、
脳という臓器を、薬や休養でメンテナンスしてあげよう。
​02. 「自分」がバラバラになる時
​もしも、一人では抱えきれないほどの悲しみが襲ってきたら。
脳は、持ち主を守るために「スイッチ」を切ることがある。
それが「解離」という、脳がくれた最後の守り神。
​「自分」というファイルをいくつかに分けて、
痛みを分散し、なんとか今日を生き延びようとする。
バラバラになった自分は、弱い自分じゃない。
死なないために戦った、君の脳の「必死の工夫」なんだよ。
​03. 「名前のない苦しみ」だっていい
​教科書にある「病名」に、君の全てを当てはめなくていい。
「特定不能」という言葉は、まだ答えが出ていないだけ。
君の苦しみに名前がついても、つかなくても、
「今、脳が助けを求めている」という事実は変わらない。
​結論
​脳は、**身体(からだ)**であり、**精神(こころ)**そのもの。
どちらかが欠けても、君という物語は完成しない。
​もし今、君の宇宙がうまく動かなくても、自分を責めないで。
脳という臓器は、何度でも「書き換え(回復)」ができる。
少しずつ、薬や言葉の力を借りて、
君のスクリーンに、また優しい光を映し出していこう。
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