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ろーさん
心許せる場所、私には大事やわ☺️⭐︎

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名言
私の歩むべき道は、まだまだ長いようですが、問題ないでしょう
一息に歩けないというのなら、ゆっくりと歩いていけばいい
珊瑚宮心海

りぃふぃ
南カチドニア人

真世界、赤髪


ゆかかべ
今年も働かないとダメか😒
アクア−Devil
古の時代、エルフの王国と人間の辺境が接する「永遠の森」の奥深くに、一つの特別な場所があった。
名を「絆の庭」と呼ぶその庭は、訪れる者たちにだけ現れ、そこで過ごす時間は「大切な人との新しい距離感」を静かに教えてくれる、と言い伝えられていた。
庭の入り口は、銀色の霧に包まれた古木の門。門をくぐる者は、必ず二人連れでなければならない。一人では決して開かず、二人でも、心が完全に離れていれば霧は晴れない。
ある日、門の前に一組の旅人が立っていた。
一人は、かつての英雄エルフの射手、リシア。銀の髪と碧の瞳を持ち、百戦錬磨の弓の名手だった。
もう一人は、人間の魔法剣士、カイル。幼い頃からリシアに拾われ、育てられ、共に戦い、共に生きてきた弟子であり、家族であり、いつしかそれ以上の想いを抱くようになった青年だった。
二人は長年、ほとんど一つの影のように寄り添って生きてきた。
戦場では背中を預け、旅の宿では同じ火を囲み、傷を癒すときは互いの手を握りしめた。
リシアにとってカイルは「守るべき子」であり続け、カイルにとってリシアは「永遠に追いかける光」だった。
だが、最近、二人の間に小さなひびが入り始めていた。
カイルはもう子どもではなく、立派な戦士になっていた。
自分の道を歩きたい。自分の判断で戦いたい。
リシアの過保護な視線が、時に息苦しく感じられるようになっていた。
リシアもそれを察していた。
だからこそ、彼女はこの「絆の庭」を訪れたかった。
「新しい距離感」を、二人がちゃんと見つけられる場所だから。
霧が晴れ、二人は庭に足を踏み入れた。
そこは、息を呑むほど美しい場所だった。
中央に巨大な古樹が立ち、その根元から無数の光の粒が浮かび上がる。
周囲には季節が混在する花々が咲き乱れ、春の桜と秋の紅葉が同じ枝に共存していた。
空には二つの月が浮かび、一つは満ち、一つは欠けている。
庭の奥に、小さな石のベンチがあった。
そこに座ると、自然と心の声が聞こえてくるという。
二人は並んで腰を下ろした。
最初に口を開いたのはカイルだった。
「……師匠、俺、もう子どもじゃない。自分のことは自分で決めたい」
リシアは静かに頷いた。
「わかっている。お前が強くなったことは、誰より私が知っている」
「でも、師匠はいつも俺を『守ろう』とする。戦いの最中でも、俺の前に立とうとする。それは嬉しいけど……もう、窒息しそうだ」
リシアは目を伏せた。
「私も、怖いのだ。お前を失うのが。お前が傷つく姿を見るのが、もう耐えられない」
沈黙が落ちた。
すると、古樹の葉がさわさわと鳴り、二人の心の景色が空中に浮かび上がった。
そこには、幼いカイルがリシアの手を握って森を歩く姿。
初めて弓を教わった日。
初めて一緒に魔物を倒した夜。
そして、最近のカイルが、リシアの背中を見ながら、少しずつ距離を取ろうとする姿。
光の粒がゆっくりと形を変えていく。
今度は、二人が少し離れて並んで歩く姿。
同じ戦場に立ちながら、それぞれの判断で剣と弓を振るう姿。
夜の焚き火を挟んで、向かい合って語り合う姿。
時には別々の道を歩き、再び交わる姿。
リシアが呟いた。
「……これが、新しい距離感か」
カイルが微笑んだ。
「俺は師匠を追いかけるのをやめない。でも、もう手を引かれるんじゃなくて、横に並んで歩きたい」
リシアは、初めてカイルの目を見て、子どもではなく一人の戦士として認めた。
「私も、もうお前を『守るべき子』として見るのはやめよう。お前は、私の大切な『仲間』だ」
二人は立ち上がり、手を繋ぐのをやめた。
代わりに、肩を軽く叩き合い、笑い合った。
庭の霧が再び立ち上り、二人が外に出る頃には、
二人の間にあった息苦しさは消えていた。
その後、二人は旅を続けた。
時には同じ道を、時には別々の道を。
戦場では互いの背中を預けつつ、それぞれの判断を尊重し合った。
そして、どんなに距離が開いても、
心の奥に「絆の庭」で見た光の景色を、二人とも忘れなかった。
大切な人との距離は、
近すぎても遠すぎても息が詰まる。
ちょうどいい距離は、
二人で静かに考え、選び取るものなのだと。
永遠の森の奥深く、
「絆の庭」は今日も、誰かを待っている。
おしまい。

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