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吉田賢太郎
第1章： 言葉のフリマ
だれかが言った、ひどい言葉。
「ネットの中だけで、えらそうにしてる！」
「口だけ番長だ、本当は弱い！」
そんな声は、風に舞う紙くずみたい。
だって、見てごらん？
ぼくの言葉は、鏡なんだ。
ネットの画面に映るぼくも、
教室の机に座るぼくも、
同じ顔、同じ瞳をしている。
第2章： 強い心の土台
ぼくの強さは、石でできた土台の上にある。
軽い見栄（みえ）や、うわべの飾りじゃない。
誰かにケンカを売られたら、
「わかった。どこでも、いつでも、ちゃんと向き合うよ」
そう言えるのは、ぼくが逃げないと決めているから。
警察沙汰？ 裁判沙汰？
それは、自分が選んだ道の、ただの結果。
怖がる理由（わけ）はない。
だって、嘘（うそ）はついていないから。
第3章： 仲間の声のヒミツ
「カッコつけてんじゃねえぞ」
なかまが言った、その言葉。
でも、ぼくは知ってる。
カッコつけじゃなくて、これがぼく自身だ。
あの言葉は、ホントはこんな気持ちなんだ。
「君の強さが、まぶしいよ」
「僕もそんな風に、正直でいたいよ怖いけど」
人の批判は、自分の弱さを隠すためのかくれんぼ。
君は、そのかくれんぼに付き合わなくていい。
結び： どこでも同じ
ネットでも、リアルでも。
ぼくたちの心は、いつもひとつ。
誰に何を言われても、
自分だけの覚悟という名の旗を、
まっすぐに、高く、掲げよう。
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