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あお

あお

13:49 友だち:何もなければ、明日の午後には日本に着くよ〜

22:24 友だち:何かあった。


ここ最近は、やっぱり気持ちが沈みがちだ。
──いや、思えば前からずっとそうだったけど

今夜、TSUTAYAでふらふらしていたとき、『泣きたい夜にはアイスを食べて』を少し読んだ。

驚くほど素晴らしい。日本語がたどたどしい私のような外国人でも読みやすい(作者の文章が澄んでいるということだ)

そして同時に、未熟で不合格な大人である私にとって、やけにしっくり来る物語だった。

二十歳ぐらいの子が読む青春小説としてもちょうどいいのだと思うけれど、こんな歳の私は共感しすぎてしまって、
二篇目を開いた瞬間、そっと本を閉じた。

本屋で泣いてしまいそうだったから。


就活の息が詰まるような絶望も、初恋が学生時代から社会に出ていく時間の流れも、その一歩一歩の心の揺れも、まるで鏡を覗き込んでいるようだった。

作者は文中で何度も「こんなふうに考えるのって、世界で自分だけなんじゃないか」と怯えるように書いていて、
「私もそうなんだよ」と、紙越しに心の中で強く返してしまった。

何かの法則を見出そうとすると、物事は途端に“当たり前”に姿を変える。
──でも、百の川が海へ向かうと知っていても、その中の一匹の魚が自分だったら、また違ってくる。


久しぶりに会えた日々、仕事の愚痴をあれほど零すべきじゃなかった。
あの頃から、少しずつ自分のことが嫌いになっていったのだと思う。ごめんなさい。

今では、本当に愚痴を聞いてくれる相手もいなくて。雨に閉じ込められて会社から帰れなくなると、ふいに考えてしまう
「遠距離だから迎えに来てもらえない悲しみ」と、この世界にはすでに自分を迎えに来る人なんて誰もいないんだと気づく「諦念」と、どちらがより胸に重いのだろう、と。

……まあ、大事なのは車を買うことなんだけれど、ね。

明日、続きでも書いてみようかなぁ
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13:49 友だち:何もなければ、明日の午後には日本に着くよ〜