人生お先真っ暗｜みゆきの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

生育歴（せいいくれき）とは
　人が生まれてから現在に至るまでの生育環境、生活歴、心身の発達の記録のことで、特に幼少期の家庭環境、人間関係、学校生活、経験した出来事（いじめ、不登校など）を含み、現在の性格や考え方の土台となる重要な情報です。
　精神科やカウンセリングなどで、現在の問題の背景を理解し、適切な支援につなげるために医師やカウンセラーが詳しく聞くことがあります。
　
生育歴に含まれる主な内容
出生と乳幼児期: 妊娠中の状況、出生時の様子、発達の様子（寝返り、歩行など）、養育環境（誰が育てたか、家庭の雰囲気など）。

幼少期・学童期: 保育園・幼稚園での様子、小学校での出来事（友人関係、いじめ、不登校の経験など）、学習状況。

思春期・青年期: 中学・高校での生活、部活動、友人関係、進路、初めての体験。
その他: 家族構成、同居人、引っ越し歴、病歴（特に精神疾患）など。

なぜ生育歴が重要なのか
自己理解の深化: 自分の人生を振り返ることで、なぜ今の自分がこうなのか、何が悩みにつながるのかが見えてきます。

問題の背景理解: 過去の経験が現在の心身の不調や行動パターンに影響していることが多く、生育歴をたどることで問題の根源を探れます。
支援へのつながり: 発達障害の有無の確認や、過去の体験が引き金となっている問題の早期発見・支援に役立ちます。

生育歴の調べ方
本人から聞く: 記憶をたどって話してもらう。
養育者から聞く: 本人が覚えていない乳幼児期のことは、親など養育者に聞くのが重要です。
記録（書類）の活用: 就学相談などで作成される「生育歴」には、発達の記録や園での困りごとなどがまとめられています。

このように、生育歴は一人の人間を理解する上で非常に大切な「こころの土台」を明らかにするための情報なのです。