美容院で仕上げにアイロンしてもらったらサイドが滝夜叉丸みたいになったんだけど、これが正解なのかわからぬ

誰かの言葉が救いになって、誰かの言葉が
呪いになった。きっとそんな風に、なにを
伝えようとしても伝えられたとしても正解
となるかは分からないのだと思う。

不確実なものが嫌いだ。利益だけを渡したい。
けれどきっとそうならばもはや「優しさ」
ではない。「いいこと」でもない。
それはただの自己犠牲、というものに
なるらしい。

いい人になりたい。それは本当。けれど、
どんないい人になりたいのか、それはまだ
不明瞭だった。自分を生きたい。でも
それによって傷つく人がいるのが怖い。

私は一体何を正解にすることができるんだろう
誰も傷つく事のない正解を出せる人間で
あれたなら、どんなによかったか。
あなたの言葉で救われて、今があって、でも
あなたの存在で死にたくなることもある。
そんな世界の形がすごく歪で、怖くて、
でもまだ生きている。

これから先の世界できちんと笑えているか
保障してあげられるだけの力が私にはない。
だからいま、私を救ってあげることも
誰かにとってのいい人になることもできない。
けれどいつか死ぬ時に、私に関わってくれた
人間に初めて純粋な感謝ができるような気が
する。大切にして生きることができなくても
いつかは救ってあげられるような気がする。

何かを残す、死ななかったというただそれだけ
のことを考える。誰のためでもなかったけど
自分のために生きられたらと願った。
嘘じゃない。死にたくないのに死にたい。
矛盾した考えに押しつぶされても、
まだ諦めたくないのかな。誰のためでも
ないなら、価値がない生きてる理由が
なかった。生かされていると思った。
死にたくない生きていたい。楽しくても
死にたい。ぐるぐるする。

それでも、価値がある人と話せた一瞬の
ために、私は生きなければ。