お片付けしてたらガキの頃の通信簿なり卒園文集なりをみつけてしまい、読んだら滲み出る異常者具合が凄く仕上がりがこれなの納得してしまい朝から鬱

昔は母親が大好きだったんだよ。

「私がお母さんを支えなきゃ」
とか、ずっと思ってた。
高校生の子どもがね。

だから私は大学の進学を諦めた。
その後、ブラック企業で働く事になって、10年以上苦しむなんで思ってなかったけど、とにかく早く働いて母親を楽にしないとと思ってた。

30を過ぎてようやくなんだけど、
今なら分かる。

未成年の子どもが
親を助けなきゃダメだと思うことが
異常なんだって。

私かわいそうなの。
と見せかける母のズルさが今ならわかる。
他の人より確かに体壊してたけど、他の人よりも楽して遊んでるんだよ。あの人。
本人は今だに気づいてないけど。

とにかく母を支えなきゃと思った私は、
若い頃、本当に鬱になる一歩手前まで働いたんだ。
世の中はブラック企業と言う言葉が流行りだした時代。
労働基準は今よりもゆるゆる。
私が勤める会社も徹夜したら一人前みたいな風潮があった。
そんな中で働くと、当然のように時間外勤務が月100時間を超えてくる。
あの時ギリギリで踏みとどまれたのは、本当に良かった。
そこで転職しなかったら、きっと過労死してたかもと今でも思う。

実際、このままならヤバいかもしれないと思う事は多々あった。

そんな娘の姿を見ながら、ただ見ているだけの母親なんてもうお察しなんだよね。

「家にはちゃんとお金入れてもらわないと困る」
てボロボロの私に言った母は。

何とか転職成功させた娘に
「あの時、お前が倒れそうで怖かったのよ」
と言った。

その歪さ。

休める環境の家庭なら、私は過労死手前まで働かなかったのにと今でも思う。

月に一回はよくわからない高熱が出るようになって。
それでも休めないから働いてた。
とうとう1日一食ぐらいしか食べれなくなって1週間で5キロぐらい痩せて。

やっと自分で立ち止まろうと思えた。
休職したのはたったの1週間だったけど。
あそこで立ち止まれなかったら、私はどうなってたんだろうか。

私はあの時。
「少しぐらい働かんでも、お母さんが何とかするから、今の会社辞めておいで」
て言って欲しかったんだよ。

友達はキラキラな大学生活を楽しんでるのに。
私は命が途絶えるギリギリラインまで働いても、親からは金が出なかった。
そしてその事に関して、母は何とも思ってないんだよ。

あの時から、母が好きだとは思えなくなった。