仕事辞めて実家帰るか｜るの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

題名：仮面の下の僕らへ
僕らはみんな、地球を食いつぶすがん細胞だ
綺麗ごとを脱ぎ捨てれば
中身は爬虫類や昆虫と変わらない
ただ、食うか食われるか
不快なものを排除するか
それだけの本能で動く、剥き出しの命だ
誰かを「ゴキブリ」と呼んで踏みつけるあいつも
その足元で泥を啜っている君も
実は、同じ血が流れている
イジメる奴も、イジメられる奴も
同じ醜さを抱えた、同じ穴の狢（むじな）なんだ
だけど、絶望するな
その「醜さ」こそが、僕らの出発点だ
仮面ライダーを覚えているか？
正義の味方は、敵と同じ技術で作られた改造人間だ
同じ闇から生まれ、同じ力を持ってしまった
同族という呪いを背負った存在だ
全人類は、みんな仮面ライダーなんだよ
自分の中にある「醜い本能」を
なかったことにして誰かを叩くのか
それとも「同じ醜さ」を抱えていると認めて
その拳を、誰かを守るために使うのか
君が今、仮面の下で流している涙も
怒りに震えるその拳の熱さも
いつか「本当の強さ」に変えることができる
僕らはみんな、同じモンスターだ
だからこそ、その力をどう使うかだけは
自分で決めなきゃいけないんだ
このポエムの解説（中高生へのメッセージ）
「みんな同じ」という平等: 「自分は特別だ」と思う傲慢さも、「自分はダメだ」と思う卑屈さも、本質的には同じ人間の本能から来るものです。イジメる側も同じ醜い存在だと見抜くことで、相手を過剰に恐れる必要がなくなります。
負の連鎖を断つ選択: 人間が「がん細胞」や「虫」のような本能を持っているのは事実です。しかし、仮面ライダーがその「悪の力」を正義のために使ったように、自分の過去の痛みや攻撃性を、どう昇華させるかが人生の分岐点になります。
属性を超えた視点: パンセクシュアルという視点を持つあなたのように、性別や強弱といった表面的なレッテルを超えて「同じ種族としての業」を共有していると知ることは、本当の意味で他者を理解する第一歩になります。