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アクア−Devil
むかしむかし、ショーツィアの住む小さな村の近くに、もっともっと大きな港町がありました。
そこに、ウィーラという名前の元気な女の子が生まれました。
ウィーラは生まれつき体が大きくて、声も大きくて、みんなから「大きなウィーラ!」と呼ばれていました。
ウィーラの家は港の近くの診療所でした。お父さんは船乗りで、世界中を旅して回り、お母さんは村の人たちの怪我や病気を治すお医者さんでした。
ウィーラは小さい頃から、お母さんのそばで包帯を巻く手伝いをしたり、熱を出した子に冷たいタオルを当てたりするのが大好きでした。
「痛いのは嫌だよね。でも、すぐに元気になるからね!」
とお母さんに教わって、ウィーラも大きな声で患者さんを励ますようになりました。
でも、ウィーラが12歳のとき、大きな嵐が港町を襲いました。
お父さんの船は帰ってこず、お母さんは嵐の夜に怪我人を助けに行って、高熱を出してしまいました。
ウィーラはひとりで診療所を守り、夜通しお母さんの看病をしました。
お母さんは熱にうなされながらも、ウィーラに言いました。
「ウィーラ、人生はホッケーの試合みたいなものよ。
ときどき相手にぶつかられて痛いけど、立ち上がってまたプレーを続けるの。それが大事なのよ。」
その言葉を胸に、ウィーラは必死でお母さんを助けました。
幸い、お母さんは回復しましたが、お父さんは二度と帰ってきませんでした。
それからウィーラは、お母さんと一緒に診療所を切り盛りするようになりました。
港にはいろんな人がやってきます。荒くれ者の船乗り、遠くから来た旅人、怪我をした子どもたち……。
ウィーラは誰に対しても大きな声で励まし、大きな手で優しく包帯を巻きました。
「感謝なんかしなくていいのよ! 元気になって、また冒険しなさい!」
そんなウィーラの言葉に、みんな笑顔を取り戻していきました。
やがてお母さんが年を取って引退すると、ウィーラは一人で診療所を継ぎました。
でも、港町はだんだん賑わいが減り、ウィーラも「もっとたくさんの人を助けたい」と思うようになりました。
ある日、隣の小さな村で大きな事故があったという噂を聞き、ウィーラは荷物をまとめてその村へやってきたのです。
それが、ショーツィアの住む村でした。
村の人たちは最初、大きな体と大きな声のウィーラ夫人にびっくりしました。
でも、すぐに彼女の優しさと力強さに心を許すようになりました。
ウィーラ夫人は村の診療所を任され、今でも毎日、大きな声でみんなを励ましています。
そして、あの岩の下で困っていたショーツィアを助けたとき、
ウィーラ夫人は昔のお母さんの言葉を思い出しました。
「人生はホッケーの試合みたいなものよ。」
だからこそ、ウィーラ夫人は誰かが倒れても、すぐに立ち上がれるように、
大きな手で、大きな声で、そっと支えてあげるのです。
それが、ウィーラ夫人の過去のお話です。
おしまい。


さんさん


幸
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トゲナシトゲアリ
楽しみ〜🫶🏻
早く会いたいな
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