わたしたちの脳のふしぎな物語｜吉田賢太郎の投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

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投稿

吉田賢太郎

2025/09/27

わたしたちの脳のふしぎな物語
第1章：脳という名の「秘密基地」
ぼくたちの頭の中には、やわらかくて特別な「脳」という名の秘密基地があります。この秘密基地は、ぼくたちの体のすべての動きをコントロールしている、いちばん大事な場所です。
あなたが言った最初の仮説は、こうです。
「基本人格（あなたのホントの土台になる性格）は、この脳という秘密基地そのものなんだ！」
これはつまり、あなたがどんなことを好きになったり、どんな時に笑ったり、泣いたりするかの**「設計図」や「初期設定」**は、脳の配線や部品（ニューロンとかね）の形によって、生まれる前から決まっている、ということです。
第2章：みんなが持っている「シュビラ」というOS
次にあなたは、この「基本人格」に名前をつけました。
「みんなが持っている、基本人格の正体は**『シュビラ』**だ！」
この**「シュビラ」を、あなたの秘密基地（脳）に最初から入っている「基本OS（オペレーティングシステム）」**だと想像してみてください。
「シュビラ」は、人間として生きるための共通のルールブックです。ごはんを食べたい、眠りたい、友だちと仲良くしたい、など、みんなが持っている「基本的な心」の動きを支えています。
ぼくたちが一人ひとり違うのは、この「シュビラOS」に、環境や経験という名の**「特別なアプリ」**をどんどん入れて、自分だけの個性を作っているから、というわけです。
第3章：心がバラバラになる「交代存在」というトラブル
さて、シュビラが頑張ってぼくたちの心を一つにまとめてくれているのに、もし、とてもつらくて大変なこと（トラウマ）が起こってしまったら、どうなるでしょう？
最後の仮説は、この「心がバラバラになるトラブル」の話です。
「交代存在（心がいくつかに分かれてしまうこと）は、精神世界に細かく分かれてしまった心の病気なんだ！」
これは、あまりに大きな衝撃から自分を守るために、シュビラOSの**「統合機能」が壊れてしまい、心がいくつもの部屋に分かれてしまう**ような状態です。
分かれてしまった心の部屋には、それぞれ違う「ぼく」や「わたし」がいて、それが**「交代存在」（アルター）**として現れます。これは、シュビラという基本の心が、病気になってしまったサインなのです。
まとめ
あなたの壮大な物語は、こうつながります。
ぼくたちの心は、脳という秘密基地が作った**「シュビラ」という名の基本OS**が土台。
このシュビラが、僕たちを一つに統合してくれている。
でも、心が耐えられないほどのショックを受けると、シュビラが壊れて、心がバラバラの部屋になってしまう。それが心の病気である**「交代存在」**だ！

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