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しゅれん

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『貧乏人の経済学』A・V・バナジー&E・デュフロ

正しい貧困支援とは…なんて、格好良く考えないことが大切

貧困問題を科学的手法で良くしていこう!と奮闘している人達の努力の結晶的な本

主に「ランダム化比較試験」(薬の効果を調べるときに、薬を飲んだグループ、プラセボ薬を飲んだグループ、何もしてないグループに分けて調べました、みたいなあの手法)を用いて研究して判明した結果を面白く教えてくれてます

貧困状態にある地域で…
なんとか食べられてる家庭に食料支援をしたらどうなるのか?教育を受けさせれば子供の将来の収入が上がるはずなのに、なぜ教育を受けさせない家庭が多いのか?なぜ貧しいのに子供を沢山持ちがちなのか?なぜ貯金をしない、お金を借りないのか?貧困問題を解決できないのは政治が腐敗してるせいなのか?

これ全部面白い理由があって、解説してくれているんですが
日本という比較的豊かな国に生きる僕達にも刺さりまくる理由の数々で、読みながら僕も悔い改めました[泣き笑い]

貧困支援で「こっちのグループは支援して、こっちのグループは支援しないで比較します」とか言ったら中々批判されそうなものですが、本当に効果のある支援の為には思い込みを捨てて安易な結論に飛びつかないためのちゃんとした調査が必要なんですよね

ただ面白い本であるという以上に、物凄く意義のある話だなと感じます
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