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吉田賢太郎
「人の身には、三大の流れがある。それは、気、血、水じゃ」
老師の声は、弟子たちの心に深く響いた。
「気とは、生命を動かす目に見えぬ力。まるで風のように全身を巡り、活力を与える。これが滞れば、心は沈み、体は重くなる」
「血は、全身に栄養と潤いを運ぶ川。これが涸れたり、流れが澱んだりすれば、大地がひび割れるように、体もまた潤いを失う」
「そして、水は、体を満たし、巡らせる潤沢な流れ。関節を滑らかにし、熱を鎮め、老廃物を洗い流す。これが多すぎれば淀み、少なければ枯渇する」
これら三つの流れが調和してこそ、人は健やかに生きられるのだと、老師は語った。
「その三大の流れを操るのが、我らの武術。しかし、その根幹には二つの道がある」
老師は静かに言葉を続けた。
「一つは、殺法。相手の急所を突き、流れを断ち、命を奪う術。そしてもう一つは、活法。流れを整え、命を救い、傷を癒す術じゃ」
それは、相反する二つの道。だが、真の武術家は、その両方を知り尽くさねばならぬ。
「活殺自在──人を活かすことも、殺めることも自由自在にできる境地。しかし、真に高みを目指す者は、鬼手仏心の心を持つ。鬼のような厳しさで技を磨きつつも、その心は仏の慈悲に満ちているものだ」
そして、老師は遠い日の伝説を語り始めた。
「その『活法』と『殺法』を極めた、伝説の暗殺拳がある。それが北斗神拳じゃ」
それは、東洋医学の深淵に触れる拳法だった。体中を巡る経絡に存在する「秘孔」を突き、内から敵を破壊する「殺法」。そして、同じ秘孔を用いて、傷ついた人々を救い、失われた記憶さえ取り戻す「活法」。
「北斗神拳の伝承者は、自らの技が持つ破壊力を知りながら、常に慈悲の心と向き合ってきた。なぜなら、その拳は『救世主』の拳でもあったからだ」
弟子たちは、ただ黙って耳を傾けていた。彼らは、単に戦う術を学んでいるのではない。人間の体の神秘、そして命の尊厳を学んでいるのだと、改めて悟ったのだった。
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