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吉田賢太郎

吉田賢太郎

色彩の森の案内人
名古屋の、とあるオンラインイベント告知サイトの一角。そこには「色彩心理学の観点から色の効果について語る」という、やや学術的でありながらも好奇心をそそるイベントが開催されていた。まだ始まったばかりなのだろう、参加者からの投稿は「0件」。画面中央には、愛らしい宇宙飛行士がぽつんと座り、「まだイベントの投稿がありません」と、少し寂しげなメッセージを表示している。
このイベントを見つけたのは、色彩の奥深さに魅せられた一人の探求者だった。彼の心には、このテーマに対する熱い思いと、同時にある疑問が渦巻いていた。
「色彩心理学の観点から、ね……」彼は画面に目を凝らす。「でも、色の効果を語るなら、心理学だけでは足りないのではないか?」
彼の思考は、すぐに別の分野へと飛躍した。
「例えば、『芸術心理学』はどうだろう? 絵画やデザインにおける色の使われ方、それが鑑賞者の心にどう響くのか。心理的な側面だけでなく、美的、表現的な側面からも語られるべきだ。」
さらに、彼は続けた。「そして、『科学物理学』も外せない。そもそも色とは何か? 光の波長、色の混合、物理的な原理が分からなければ、心理効果の根源を理解することはできないだろう。なぜ特定の光の下で色が違って見えるのか、その理屈も知りたい。」
彼の頭の中では、色彩心理学を中心に、芸術心理学と科学物理学という二つの大きな幹が、知識の森を形成していくイメージが広がっていた。
彼は、そのアイデアを仮想のイベント主催者へと問いかけた。「このテーマ、もっと『芸術心理学と科学物理学』も加えた方が、良くないですか?」
しばらくの沈黙の後、彼の問いに対する内なる声が響いた。「なるほど。もし、イベントの焦点を広げ、多角的な視点から色の効果を論じたいのであれば、芸術心理学も科学物理学も、非常に有効なアプローチとなるでしょう。芸術は色の表現と受容を深め、物理学は色の本質を解き明かす。これらは色彩心理学を補完し、より豊かな議論を可能にします。」
しかし、別の声も聞こえた。「ただし、常に全てが必要なわけではありません。もし主催者が『色彩心理学』という特定の分野を深く掘り下げたいのであれば、あまり多くの分野を盛り込むことで、議論が散漫になる可能性も考えられます。重要なのは、何を目的に、誰に伝えたいのか、というバランスです。」
探求者は頷いた。確かに、知識を広げることは素晴らしいが、闇雲に広げれば焦点がぼやける。本当に必要なのは、テーマを理解するための「適切な深さと広さ」なのだと。
彼は、改めて目の前のイベント告知ページを見た。愛らしい宇宙飛行士は、まだ一人きりでそこにいる。このイベントが今後、どのような色彩の議論で彩られていくのか、彼の心には静かな期待が芽生えていた。もしかしたら、この「色彩の森の案内人」となるべきは、自分自身なのかもしれないと、彼は思った。
色彩心理学の観点から色の効果について語る
色彩心理学の観点から色の効果について語る
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