ショコラベリーの台湾カステラ爆食🫠｜tmの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

外交に関しての考察。
外交を“幼稚園児のケンカ“と思っている方(Aちゃんがぶったー、叩き返す〜的な:幼稚園組と命名)がいるように見受けられるので一言。

外交とはそれぞれの国が自国のSWOT分析をしてそれに沿って行うものである。例えば軍事力を振りかざすアメリカ外交と日本のそれを比べてどっちがいい？というのは全くの愚問である。日本は敗戦国という重荷を背負い、憲法9条により軍事力が限られている(W)が、経済力と産業、文化(S)がある。日本は殆どの国で、長年にわたって外務省をはじめとする省庁、進出企業、学会、文化人、NGOなど多くの「アクター」(+たまに国会議員)によって網の目の様なネットワークを構築してきた。相手国の政治家や担当者が変わると、積み上げてきたものが全て壊れることが頻繁にあっても、また一から積み木を積み上げてきた。そして表面的な軋轢は最大限避け、実を取るやり方を選んできた。例えば、アメリカの経済に関する要求、コメの輸入など、に対して表面ではyesと言いながら、表面下で上手く防御するという手段だ。

ハンドリングが難しい中国に対しても同様だ。中国共産党にとって、日本は国内の不満を逸らせるために使われる仮想敵国だということを理解した上で、絶妙なバランスをとりながら関係を構築してきた。今や貿易相手国、日本企業の進出先として中国が一位だ。

しかし日本外交の表面上の地味さゆえに、幼稚園組には日本が弱腰だと見えているのだろう。高市嬢の失言をもてはやす傾向にある。しかし彼女がやったことは中国に日本を責める口実を与え、今まで苦労して作り上げたバランスを壊しただけなのだ。

好むと好まざるに関わらず、外交に普遍的な正義はない。あるのは国民と国益を守るという目的だけである。だから戦争は外交の失敗と言われるのだ。

これからの成長が見込まれるからこその幼稚園組なので、ぜひYouTubeやX、Tiktok以外の情報ソース(書籍📚？)を覗いて欲しい。