土「自分から何かするより誰かが自分を引っ張ってくれるのを待っとった。――だから、あの森で離ればなれになった時も、最初は流れに身を任せようと思っとってん。誰かが迎えに来てくれるやろ……。ま、なんとかなる――そう思てな」