笹「晩秋から冬の間の空気が澄んだ日、ほんのわずかな時間にしか見られない。太陽と反対側の空、地球の影が藍色に落ちたその上に、薄紅色に染まる帯が現れるんだ。その中を跳ぶ浮遊感。見たかったものの、完璧な姿だった。だから、あれ以上続ける理由がない」