喧騒と往来が跋扈する年に一度の夏祭り。その一角に、どのお祭りにもあるが、誰も知らない射的屋がある。そこに辿り着けるのは社会に溶け込めず闇を持つ者、追われている者……。「射的一回五百円。誰を撃ちたいの?」