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たいち
世界的なベストセラーになった本なので有名かも知れませんが、スペイン人のエクトル・ガルシア氏とフランセスク・ミラージェス氏が日本語の「生きがい」というワードに着目し、その意味を探究・解説した「IKIGAI」を2016年にスペインで出版されました。
日本は世界的にみてもまだまだ長寿で豊かな国です。そんな日本の中でも特にお元気で長寿の方が多い沖縄のある村の高齢者を研究して書いた本。
日本語での「生き甲斐」は英語ではpurpose of lifeやreason for livingとか訳されるようですが、日本人の感覚とはややズレてる感じもします。
「生き甲斐」をそのまま「ikigai」と訳し、その概念を説明するベン図があります。
好きな事、得意な事、世界から求められてる事、稼げる事
その4つの要素が重なる点が「ikigai」である。と説明しました。
自分自身に当てはめてみると、スッと理解できます。
自分は医学教育が好きで、地域医療で求められる多様な働き方が得意で、それを地域の人からも厚労省からも求められて、高い給与を得ているから、生き甲斐に感じている、
好きじゃないことをやる退屈も、得意じゃないことをやる辛さも、世間から求められてないことをする虚しさも、稼げない事をやる苛立ちも理解できます。
高齢者が生き甲斐を持つことは、非常に健康的な生活を送る上では重要で、老いの拮抗因子になると言われてます。
同時に、高齢者の生き甲斐は失われやすいという特徴もあります。関わりの中でどんなふうに生きがいをもてる人生に伴走するか。
Kindleでは日本語訳は見つかりませんでしたが、英語版はあります。オススメです!


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あなたの喉に龍角さん
考えながら走られている先生に、敬意です。医学実務家による研究でいきますと、神谷美恵子『生きがいについて』もオススメであるかとおもいますのでコメントします。ハンセン病隔離患者へ焦点をあてて、この書籍においても日本語文化圏に特有な概念であると指摘なさっている「生きがい」という語義の分析をされておられるかと記憶してます。
にゃー💕
ふかいー(`ー︿ー´) しみじみ ・・・ 。 私の生き甲斐(・-・?)
りりー🫖
「あなたの生き甲斐はなんですか?」て簡単な言葉では表せないくらい複雑。 だけど、生き甲斐のある方は「○○だよ」と案外あっさり答えがあったりするんですよねぇ[穏やか]
サイコロ
すてき!
さおり
たいち先生。生き甲斐…改めて考えたことはなかったのですが、自分のお仕事はまさにそれに当てはまってるな!と思いました[ほっとする]「世界で一番幸せな仕事」と思ってるし、どれだけお金があってもきっとこの職種で働いてると思います[目がハート] 生き甲斐だったんだなぁ。気づきをありがとうございました✨