ちなみに、鹿児島県では黒板消しのことを「ラーフル」って呼びます。 ラーフルは、宮崎県や鹿児島県などの一部地域で一般的に使われている言葉で、「黒板消し」を意味します。戦前までは西日本全域で使われていましたが、その後鹿児島など一部の地域を除いて「黒板消し」が使われるようになりました。 ラーフルの語源は、オランダ語の「rafel（ボロ布）」や「ほつれ糸」などと言われています。明治初期に日本で黒板が本格的に使用され始めた頃、チョークを消すためにほつれた糸を束ねたモップや、糸のほつれたぼろ切れを使うことが多かったことから、その材質に由来して「ラーフル」と呼ばれるようになったと考えられます