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たいち

たいち

患者から「この薬下さい」と言われると多くの医師は緊張感が走る薬がある。

本日の外来の一コマ
当院に胃カメラの検査を受けにきた80代の女性
諸々検査の説明が終わって、帰り際に相談を受けた

「先生、あとこれ。この薬を出して欲しいのよ。昔に貰ってたんだけど。」

薬の名前を書いた紙を見せていただく。デパス(エチゾラム)という抗不安薬だ。実はこの薬、日本では過去気軽?に「気持ちが落ち着く薬」として出されてた薬だ。
その強い依存性、高齢者での転倒リスク、離脱症状から日本以外の多くの先進国では治療目的の使用は禁止されてるお薬。普通に使われてるのは先進国では日本を除いてはイタリアや韓国くらいしかない。
日本でも制限はされたが現在でも処方されてる人は多い。

『このお薬、どうしても必要ですか?どんな目的で使っていました?』と問う。

「いやね、前にちょっと寝つきが悪い時に貰ってたのよ。今はね、そこまで寝つきも困ってないんだけどね、歳のせいかイライラすることも増えてね。だから出してもらっておこうかなって。」そんな風に話された。

かなり忙しい外来の日だったけど、20分ほどかけて薬の危険性を説明させていただいた。

イライラしたり、寝つきが悪い時の対応として、趣味のヨガの時間を増やしてみたり、デイサービス通う日を増やしたり。散歩したり陽の光を浴びる事を提案してみた。

高齢者の転倒、骨折はある種の癌より生命予後が悪く、過去転びそうになったとするとそれはもう命拾いをしたようなものだと、とても心配しているもお伝えした

初めは半分にして飲むから大丈夫と話してたが、やっと伝わったのか最後には

「先生、貴方がいうのは正論よね。そうやって話してくれた人居なかった。これくださいって言えば出す医者なんて沢山いるのよねー。先生、あんた気に入ったわよ」と

なんか試された?ようで釈然としないが、依存性が強い状態じゃなくて良かった。

この薬に関しては本当に薬出してくれないと眠れない!って外来で怒り出す方も本当に多い。依存性の強さを感じるお薬だ。

皆さんも、このお薬とこのお薬を気軽に出す医師にはお気をつけて。
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コメント

メエ

メエ

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何年も前ですが、心療内科に通っていたころ普通に処方されていたお薬だったので、ドキッとしました。 当時お薬にすごく頼っていましたが、次第に違和感を覚えることが増え、最終的には処方される全てのお薬に不信感を持つようになっていました。 もしかすると、違和感はこのお薬が原因だったのかもしれませんね… 知ることが出来て良かったです。投稿ありがとうございます!

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たいち
たいち
心療内科の先生や精神科の先生がやむを得ず処方されてるパターンも少なくはないですよね。全ての薬はメリットデメリットありますもんね。
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みい

みい

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前に飲んでいて、めっちゃ楽になったのでまた欲しいと思っていましたが、どこの病院でも出さないようになっているのですね。もう中毒になっていたのかもです。

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yaama🌻

yaama🌻

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知らなかった、勉強になります! さすがすぎます😭🌼🌼🧤

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たいち
たいち
いいえ、さすがと言うかなんというか。でも覚えておいて損はないかもです
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まりあ

まりあ

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私の友人は、デパスとパキシルで薬漬けになってしまいました。 数年かけて、デパスは頓服程度になり、パキシルはセルトラリンに変更出来ましたが、薬の影響か凶暴性が増して人が変わったようでした。 人によって副作用の出方も違いますし、本当に怖いですね😱

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はるの🦊ྀི

はるの🦊ྀི

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忙しい中でも親身にご説明されててすごい👏 外来などなど、ほんとに1日お疲れ様でした☕️

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たいち
たいち
ふふ、溜まりに溜まっていくカルテの山を横目で見ながらあと何分説明粘ろうかと思ってやってました笑
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