オオアリクイの魅力全開！新作アート公開中

いつもおとなしく仕事をする、物静かな同僚の女性がいます

先日、その同僚が東京に行ってきたそうです
その時のことを話してくれました

推しのコンサートに行ってきたんです
もうね、もうね、幸せで気分が良くなって
次また逢えるよね、わたしはそのために生きようって
新幹線の時間があるから途中で泣く泣く帰ったんです
夜行バスにすれば良かった

的な内容の話をしているっぽいのですが
興奮が先行してしまい、思考と口がついてきてないようで、ほとんど何を言っているかわかりませんでした

顔を赤らめて涙目で一生懸命訴えるその瞳は、恋する乙女でしたが
おそらく要約したらこんな感じだと思われます

僕は、そうなんですね、そうなんですねと、拳を握って聞きました

普段からは想像もできない熱量で話す彼女が、羨ましくなりました

心の底から楽しんできたのだなぁと思いました
この人の中に、それほどの情熱があったとは
正直焦りました

人というものは、やはり面白い
おとなしいから情熱がないとは限らない

それは、誰もがいろんな面を持っていて、嬉しいや楽しいだけではなく、辛さや苦しさや悲しみを抱えて生きているのだということを思い出させてくれました

人間一人ひとりを、こいつはこういうやつだからと軽く扱ってはいけない、ということですね

上気した顔で話す同僚に、僕は人間の可能性を見ました

その推しに、また逢えたらいいね
頑張れ！

#希望

先日編集完了の作品、オオアリクイです^⁠_⁠^🐾