初心者でも簡単！Serumを使ったダンスミュージック制作ガイド

#DTM #作詞作曲 #ダンスミュージック #ミックスダウン
作曲においてシンセ使ってみようって人向けの内容

最近だとSerumや無料ではVITALでシンセ触り始める人が多いですね。
Serumなどは無料でプリセットシェアされてたり市販で高品質なプリセットも大量にあるため非常に即戦力的な音色を手に入れやすいです。

このプリセット、実は大きな罠が潜んでいます。

プリセット状態のデモで聴いた際に良い音だなと思った場合、そのサウンドはほぼ確実に強めのコンプやディレイ、リヴァーブなどが内蔵エフェクトにてかけられています。プリセットデモだけで購入意欲を誘うための工夫とも言えますが…。

特に空間系のエフェクトがかけられているプリセットが問題で、プリセットのみでシンセ音源を重ねた際、待っているのは余計なリヴァーブやディレイの飽和によるサウンドの崩壊です。
選挙カーの演説のようにうるさいのに聴き取りづらいサウンドをイメージしてもらえると伝わり易いかも。

プロの楽曲は一音一音で分解すると必要な部分以外は全部EQやトランジェント処理でカットされており、ミックスされた状態で綺麗に聴こえるように調整されています、逆に言えば一音で完璧に聴こえる音はミックスした際音がぶつかったり飽和しやすいです。

プリセット音源をそのまま使って音がごちゃついた場合は空間系エフェクトを外したり、トランジェント部分を残してゲート処理をするなど工夫してみてください。余韻が削れて隙間が出来るとその隙間にある他の音が浮き出て綺麗なミックスに仕上がります。