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臼井優
仏教において煩悩の根源であり、真理の智慧がないために迷い苦しみ続ける心の状態のこと。
特に浄土真宗では、死後の行方が分からず不安を抱える「後生暗い心」を指し、この根本的な迷いの闇を阿弥陀仏の智慧(光明)によって破る(明らかにする)ことが、生きる目的であるとされる。
無明の闇の定義
根本的迷い: 物事の道理に暗い「無明」が、煩悩の根源とされる。
自己中心的な心: 自らの正義やエゴに縛られ、執着や怒り、未来への不安を抱える状態。
後生暗い心: 浄土真宗では、いつ死んでも浄土へ往けるという確信がない、死後の行き先が不明確な心のこと。
無明の闇が破られる時
阿弥陀仏の光: 智慧の光である「無碍の光明(むげのこうみょう)」は、無明の闇を照らし破る太陽にたとえられる。
真実の出遇い: 自らの本性(無明の闇)に気づいた時、その闇は晴れ、不安が消え去る。
平生業成(へいぜいごうじょう): 死んでからではなく、生きている(平生)の今、その闇が破られる一念に救いが完成する。
この「無明の闇」を離れ、阿弥陀仏に救い摂られた状態を「正定聚(しょうじょうじゅ)」または「無碍の一道(むげのいちどう)」と呼び、生死の不安から解放された境地を表す。
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