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臼井優

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京都学派(きょうとがくは)と「アンチ東大」という構図は、近代日本における知の構造、特に西洋追従の「官学・東大」に対し、独自の思想を追求した「在野・京大」という対立軸として理解されます。

西田幾多郎を始祖とする京都学派は、西洋近代の哲学的手法を徹底的に学びながらも、仏教的な「無」の思想を取り入れ、西洋中心主義を乗り越えようとした点が特徴です。

この構図の背景と具体的内容は以下の通りです。
1. 京都学派:東大(官学)に対するアンチテーゼ
京都学派は、京都帝国大学を拠点に活動しました。明治維新以降、東京帝国大学が官僚育成と西洋の学問の模倣(西洋化)を中心とする「国家のトップ」であったのに対し、京都学派は以下のようなアプローチをとりました。

西洋近代の批判と超越: 西洋哲学を研究しつつ、東洋の「無」の思想を取り入れ、西洋近代が抱える二元論(存在の哲学)を克服しようとした。

独自の「世界史の哲学」: 西洋中心の世界史ではなく、東洋の視点を取り入れた独自の「世界史の哲学」を構築し、日本が近代を超えていく論理を提供しようとした。

「論理の厳密さ」と「個の思索」: 東大が基礎と伝統、調和を重んじるのに対し、京都学派は内省的で深淵な思索と、自由な学風を誇った。

2. 「アンチ東大」としての文化と構造
京都学派の活動は、東京(新しい都、官僚支配)に対する京都(伝統文化の中心)という立地的な対比とも重なります。

「反・東大」の思想史: 京都学派の哲学は、しばしば「反・東大」の文脈で語られます。東京大学が権力センターと密接な関係(官学)を持つのに対し、京都学派は独自の哲学思想で近代日本の根幹を問いました。

理系分野の躍進: 京都学派そのものは哲学者たちが中心ですが、京大全体が後にノーベル賞を多数輩出するなど、東大と肩を並べる、あるいは凌駕する理系研究の質を誇るようになり、「東大にはない魅力」を持つトップスクールとして認識されるようになりました。
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