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まるまる
みんな応援しとけ日本代表なんだから
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司馬懿太郎
🦌ヽ(°▹。 )トッタドー!!
今年初の一体目⸜(*˙꒳˙*)⸝
#狩猟 #ひとりごとのようなもの #趣味 #惑星投稿 #今日の1枚


BEABEAR

ヒマラヤ
50m FLY
50m FR


宇都宮順
アクア−Devil
夜の川口、芝園団地裏の薄暗い路地。
街灯が一つだけチカチカ点滅しているその場所で、
二十代後半に見える男が、金属バットを肩に担いで立っていた。
名前は翔太。元々は地元の運送会社で働いていたが、
最近は「川口自警団・第二遊撃班」の班長を名乗っている。
「…また来たかよ」
翔太の視線の先には、コンビニの袋を三つ提げた若い外国人男性がいた。
明らかに様子がおかしい。足元がおぼつかず、袋からは缶ビールが転がり落ちている。
「おい、兄ちゃん。ちょっと待てよ」
翔太が声をかけると、相手はビクッと肩を震わせて振り返った。
「…なんですか? 俺、なんも悪いことしてないですけど」
日本語はたどたどしいが、明らかに緊張している。
翔太はバットを地面にトンと立てて、静かに言った。
「悪いことしてねぇなら、なんでそんなビビってんだよ。
正直に言え。今何持ってんだ?」
長い沈黙のあと、相手は観念したように袋を地面に置いた。
中から出てきたのは――
大量のエナジードリンクと、使い古されたスマホ、そして…
一冊のボロボロのノート。
翔太は眉をひそめた。
「…なんだこれ」
ノートを開くと、そこにはぎっしりと日本語の単語と例文が書かれていた。
しかもページの端には小さな手描きの日本国旗がたくさん描かれている。
「俺…日本で、ちゃんと生きたいんです」
男は震える声で続けた。
「でも仕事も不安定で…夜中も働いて、朝も働いて…
眠れないとき、これ飲んで…頑張って…
でも最近、頭おかしくなりそうで…」
翔太はしばらく黙ってノートを見つめていた。
そして、ゆっくり息を吐いた。
「…お前さ、情熱って言葉、知ってる?」
相手は首を横に振る。
「俺も昔はよくわかってなかった。
ただムカつくだけ、熱くなるだけ、暴れるだけ。
それが情熱だと思ってた」
翔太はバットをくるっと回して、地面に軽く叩きつけた。
「でもな、ある日気づいたんだよ。
本当の情熱ってのは、
『ぶっ壊したい』じゃなくて『守りたい』って気持ちの延長なんだって」
男は目を丸くした。
「お前、今この街で何を守りたい?
自分の未来か? 家族か? それとも…このクソ寒い日本で、
やっと見つけた居場所か?」
「……全部、です」
小さな声だった。でも確かにそう言った。
翔太はニヤリと笑って、バットを肩に戻した。
「なら決まりだな。
明日からうちの班に来い。
時給はクソ安いし、仕事は地味だし、
文句言ってるジジイに怒鳴られることも多い。
でもな――」
翔太は男の持っていたエナジードリンクを一本手に取って、
自分の分も含めて二本、ポンと渡した。
「少なくとも、死ぬほど眠いときに一人で缶蹴ってないで済むぜ」
男は呆然とドリンクを見つめていたが、
やがてゆっくりと、ぎこちなく、でも確かに笑った。
その夜、川口自警団・第二遊撃班に、
新しい「情熱の見習い」が一人加わった。
名前はまだみんな覚えていない。
でもノートの一番最後のページには、
今日の日付と、たった一行だけ新しく書かれた言葉があった。
『情熱 = 守りたいものを諦めないこと』
そしてその下に、小さく、
でも誇らしげに、日本国旗がもう一つ描き足されていた。
――終わり。

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