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山崎烝
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りんまる

わらび
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アクア−Devil
12月30日、夜9時過ぎ。
リビングの真ん中に立ったまま、彩花はスマホの画面を睨んでいた。
『年末大掃除パック・プレミアムコース 通常料金より今だけ15%OFF!
プロの技でピカピカに♫ お任せください♪』
…確かに楽だ。
3時間で完了、埃もカビも全部消えてくれる。
同僚の美咲はもう予約済みで「マジ神」とか言ってる。
でも指は動かない。
予約ボタンの上で、ずっと固まっている。
「……これだけは、自分の手でやりたいんだよね」
呟いた声は、自分でも意外にしっかりしていた。
彩花が一番こだわりたかったのは、**台所の換気扇**だった。
築22年の賃貸。
母が「古い家でもちゃんと掃除すれば気持ちいいよ」と言っていたのを思い出す。
子供の頃、毎年大晦日の朝になると母は脚立に登って、換気扇のフィルターを外し、歯ブラシで油汚れをコシコシと落としていた。
その横で彩花は「臭い〜!」と言いながらも、なぜか母の横にくっついて見ていた。
あの時の母の手は、荒れてひび割れていたけど、どこか誇らしげだった。
大人になってから気づいた。
あれはただの掃除じゃなかった。
「この家で、この家族と過ごす一年」を、母なりに丁寧に締めくくっていたんだ。
彩花はスマホを置いて、押し入れから古い脚立を引っ張り出した。
埃だらけの換気扇カバーを外すと、油とホコリが混ざった黒い塊がどっさり落ちてきた。
「うわっ……最悪」
思わず笑ってしまった。
歯ブラシ、古いタオル、使い古しの重曹スプレー。
一つ一つ道具を並べていくと、妙に心が落ち着いた。
隣の部屋から聞こえるテレビの笑い声。
遠くで鳴る救急車の音。
普段はうるさいだけの日常の音が、今夜だけはなんだか優しく感じる。
換気扇の羽根を一本一本磨きながら、彩花は考える。
来年は転職するかもしれない。
付き合ってる人とどうなるかわからない。
貯金だって心許ない。
それでも——
少なくともこの換気扇だけは、
来年の自分が安心して息を吸える場所にしておきたい。
汚れが落ちていくたびに、少しずつ金属の銀色が戻ってくる。
それはまるで、
自分の一年の汚れも一緒に落ちていくみたいだった。
午前2時を回った頃。
ようやく終わった換気扇は、照明を反射してキラキラと光っていた。
彩花は脚立から降りて、床にぺたんと座り込んだ。
全身汗だくで、指はシワシワ、腰は悲鳴をあげている。
でも、なぜか笑顔だった。
「ふふ……母さんと同じ顔してるかも」
窓の外を見ると、もう年が明けようとしていた。
遠くで、誰かが初詣の太鼓を叩き始めた。
彩花は立ち上がって、
ピカピカになった換気扇に向かって小さく呟いた。
「お疲れさま。そして、今年もありがとう」
そして静かにスイッチを入れた。
きれいな風が、部屋中にそっと広がっていった。
(完)
どうかな?
今年のあなただけの「これだけは自分の手で」も、
きっと誰かにとってすごく大切なものになるよ。


まろ

ぽぬ
カードなの?フィギアみたいな物なの?
さはる

パン
sana
この中心から葉っぱの縁取りまで透き通っているセロームの葉脈...
惚れ惚れするぅ.....✨愛おしぃ.....[ハートポーズ]

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げんぞう
駒川改心流です。
げんぞう
私が通っている道場では走法ではありませんが、歩法に「無足の法」というものがあります。もともと柔術の技術ですが、道場で指導している剣術などにも共通する技術です。 昔は胸に笠を当てて、落ちないように走って稽古したとか、稲穂の上を走ったという話も残っています。