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しいたけ

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父の命日です

命日にはいつも、30年前のそのときのことを振り返るのですけど、
…そういえば。



亡くなる一週間前に父とは最期のお正月を過ごしているはずなのに、
そのときの記憶がまったくないです



もともと、うちはまったく正月らしいことをやらない家で、
おせちなんか食べたことない
気まぐれで数年に一度、
母のつくるお雑煮は激マズだった記憶しかなく………………(ごめん母よ)


近くの神社に多めの賽銭を入れて初詣したその日に、
小学生の私が頭をかちわり、流血して救急車を呼ぶという大惨事になって以降、
我が家ではまったく神を信じなくなりました


なので、

病に伏せてずっと家にいる父と、新年を過ごしたはずなのですけど、
そのときの記憶が皆無です



でも、

父は年末年始の頃にはかなり病状がわるかったので、

(最期の年越しになるやろうな…)

と思っていたはずなのです



そのとき、思春期真っ只中だった私は、何か感じていたのだろうか


むしろ、父が日に日に病状がわるくなるのが怖かったので、見ないようにしていたこともあるから、感じないようにしていたのかな


そして、父も、
最期まで特別なことは望まず、
いつもどおり、普通に過ごし、
一日でも多くの平穏を感じたかったのかもしれない


父よ、
それでよかったの?


ごめんね、
あのときの私はそんなあなたの繊細な気持ちに気づいてあげられなかったのかもしれない





嫁ぎ先の家は、
神様をたいせつにする家で、

必ず新年はおせちをみんなで囲んで、お屠蘇が出てきて、おいしいお雑煮が出てくる家です

みんなの顔がよく見える、
会話のはずむ、
そんな食卓の新年です


考えてみたら、私が父と過ごした18年と同じ年月、
毎年こうして新年を迎えるようになりました


これが、嫁ぐということなのかもしれないな


今までの生活が、どんどん上書きされてゆく



これがふつうになってゆく



私が生まれた家は、ちょっとふつうではなかったかもしれないけど、
おもしろい家だったよ

お父さん、

あなたが懸命に築いた家。




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