請負（うけおい）とは｜臼井優の投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

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投稿

臼井優

2025/12/31

請負（うけおい）とは
→　ある仕事の完成を約束し、その仕事の成果物に対して報酬が支払われる契約形態です（民法632条）。
　注文者は「結果」に対して対価を払い、請負人は「仕事の完成」を約束するため、業務の進め方（指揮命令）は請負人に任せられるのが特徴で、
　労働者派遣（派遣社員に直接指揮命令する）とは異なりますが、実態が派遣とみなされる「偽装請負」には注意が必要です。

請負の主な特徴
「仕事の完成」が目的: 成果物（システム、建物、製品など）の納品や、特定の作業の完了がゴールです。

指揮命令関係がない: 注文者は請負人（またはその従業員）に作業方法や時間について直接指示できません。請負人が責任を持って遂行します。

報酬は「成果物」に対して: 労働時間ではなく、完成した成果物や提供された結果に対して報酬が支払われます（例：1個〇円、システム開発一式〇円など）。

「業務委託」の一種: 業務委託という大きな枠組みの中の「請負契約」にあたります（他に「委任契約」「準委任契約」などがあります）。

派遣との違い（比較）
請負: 成果物完成が目的。指揮命令なし。請負人が責任を持つ。
派遣: 派遣先の指揮命令のもとで労働力を提供する。時間や作業内容に指揮命令が入る。

どんな時に使われるか
システム開発、建設工事、製造業の工程の一部、清掃、警備など、特定の成果物や業務の完了を外部に委託したい場合。

注意点（偽装請負）
契約上は請負でも、実質的に注文者が請負人の従業員に「直接指示」している場合、それは「偽装請負」となり、労働者派遣法違反になる可能性があります。この場合、社会保険の加入義務や未払い賃金請求などの問題が発生します。

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