「村八分（むらはちぶ）」と「ハブられる」は、どちらも集団から仲間外れにされること、特に「ハブられる」は「村八分」が語源となっており、現代でも使われる言葉です。村八分は江戸時代から続く共同体における制裁で、火事と葬儀以外での交流を断つこと。ハブられるは、その村八分のように「省かれる」「仲間外れにされる」という意味で、日常会話で「仲間外れにする」「無視する」といったニュアンスで使われます。

共感で繋がるSNS

投稿

臼井優

2025/12/30

「村八分（むらはちぶ）」と「ハブられる」は、どちらも集団から仲間外れにされること、特に「ハブられる」は「村八分」が語源となっており、現代でも使われる言葉です。村八分は江戸時代から続く共同体における制裁で、火事と葬儀以外での交流を断つこと。ハブられるは、その村八分のように「省かれる」「仲間外れにされる」という意味で、日常会話で「仲間外れにする」「無視する」といったニュアンスで使われます。
村八分とは
意味: 共同体の秩序を乱した者に対し、村全体でその人との日常的な交際（取引、助け合いなど）を断つ制裁。火事と葬儀の時だけは助ける、という「残り八分」の付き合いを絶つことから「村八分」と名付けられた。
目的: 共同体の秩序維持。
歴史的背景: 江戸時代を中心に広く行われていた慣習。
ハブられるとは
意味: 特定の人物を仲間から外し、無視したり、関わらないようにしたりすること。
語源: 「村八分」の「はぶく（省く）」から来ている。
現代での使われ方: 学校や職場、友人関係などで「仲間はずれにされる」「仲間に入れてもらえない」「無視される」といった状況を指す。
両者の関係性
「ハブられる」は、「村八分」という伝統的な集団排除の仕組みが、現代の言葉として変化し、より広い範囲（学校、会社など）で使われるようになった表現と言えます。
「村八分」は歴史的な慣習としての重みがある一方、「ハブられる」は日常会話で気軽に（しかし相手を傷つける形で）使われることが多いです。

関連する投稿をみつける