投稿
アクア−Devil
むかしむかし、ある町に、お父さんという人がいました。お父さんは毎日のように、お昼ごはんを食べに外へ出かけます。でも、ただ食べるだけじゃないんですよ。お父さんは、お話をしたり、人を観察したりするのが大好きでした。
「おしゃべりしながらごはんを食べるのが、いちばん楽しいんだよ」
お父さんはそう言って、家の人が心配しても、にこにこ笑って出かけてしまいます。家の人は思いました。
「社会とつながる大事な時間なら、じゃましちゃいけないよね」
だから、お父さんの外食を、そっと見守ることにしたのです。
お父さんがよく行くのは、町の小さな喫茶店です。そこは、お父さんにとって特別な場所。まるで、自分の秘密基地みたいでした。
ある朝、お父さんはいつもの席に座って、コーヒーを飲みながら周りを見回しました。
「あれ、今日もにぎやかだなあ」
店の中には、若いお母さんたちが、4、5人ずつグループになって集まっていました。みんな笑顔で、楽しそうにおしゃべりしています。花が咲いたみたいに、話がぱあっと広がっていくのです。
お父さんは不思議に思いました。
「この人たち、一体どんな暮らしをしてるんだろう?」
よく見てみると、みんな朝早くに子どもたちを幼稚園へ送っていったあと、気の合うお友だちと一緒に喫茶店へやってくるのでした。
モーニングサービスを頼んで、朝ごはんとお昼ごはんをいっぺんに済ませて、ゆっくりおしゃべり。時間がいっぱいあるみたいに、楽しそうに笑っています。
お父さんは、そっと耳を澄ませました。
「昨日、子どもがね……」「あのドラマ、見た?」「うちの旦那ったら……」
いろんな話が飛び交っています。でも、時計の針が幼稚園のお迎えの時間を指す頃になると、ぴたりとおしゃべりが止まるのです。
みんな立ち上がって、各自250円をお皿において、さっとお店を出ていきます。
「じゃあね、また明日!」
そう言って、それぞれの子どもを迎えに走っていくのでした。
お父さんは、コーヒーカップを手に、にこっと笑いました。
「へえ、こんな暮らしもあるんだなあ。毎日、ちゃんと子どもを迎えに行けるなんて、えらいよ」
喫茶店は、お父さんにとって、ただの食事の場所じゃありませんでした。いろんな人の暮らしをそっと覗ける、宝物みたいな場所だったのです。
お父さんは、また明日も来ようと思いました。
そして、家の人が待つ家へ、満足そうに帰っていきました。
おしまい

関連する投稿をみつける

めい
「いい子だと思うけど、」「好きだけど、」って
以前お付き合いしていた人にも
親友にも別れを告げられ、
ずっと心配して気にかけてくれていた
母にも悲しい顔をさせてしまって。
:
私なんかいなくなればいい。
いなくなりたい。
朝嗚咽が酷くて今日もお仕事行けなかった。
明日も休むことになった。
笑顔で年越したいのにな。
しんどいな。

え。
1人で子ども2人の人生を背負う。
私がしっかりしなきゃでずっと突っ走ってきた。
決断する連続。いつのまにか誰にも相談もせず強くなりすぎたかな。。

あいにゃん
子供が良くなってきたら、やっぱり私が発熱。検査してインフルエンザA型。
分かるよ。まだインフルエンザになって本調子じゃないことは分かるけど、お願いだから、私が病院に行ってる間くらい看病してほしいな。
子供曰く、放置だったらしい。
熱が39℃超えてるけど、少し寝るために子供のお昼作って……とやってたら(おれお昼どうしたらいい?)そんなの知らんわ!
(_`Д´)_クッソォォォォ!
私の男嫌いに拍車がかかった日でした。
#ひとりごとのようなもの #インフルA

スピカ


㍉ちゃん


コスモス
2025年のうちに潰れて欲しい
もっとみる 
話題の投稿をみつける

しゅが
頑張りましょう。
僕はもう疲れました。

サバヲ

アトレ

お小水F

ゆーあ
遊ぶ予定とかは全然ないけど気分上げたくて可愛い系の格好しちゃった( ᐡᴗ ̫ ᴗᐡ)♡
今日頑張ればお休み!
1日張り切って頑張りましょ〜
今日も壱くんと光緒くんが好きだよ〜!

宇井
ごめんねするのがめんどくさい、、

らの

スーパ

すわ。
ラスト頑張る(ง •̀_•́)ง

モブ3D@
もっとみる 
関連検索ワード
