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臼井優

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4WD車は雪道や凍結路での発進・登坂性能に優れていますが、過信は禁物です。特に、制動(止まる・曲がる)性能は2WD車と大差なく、むしろ車重が重いため制動距離が延びやすいという「落とし穴」があります。
4WD+スタッドレスの「落とし穴」
止まれない・曲がれない(制動距離の延長): 4WDの強みは主に駆動(進む力)にあります。ブレーキ性能はタイヤのグリップ力に依存するため、4WDであってもスタッドレスタイヤの性能限界を超えれば滑ります。特に車重が重い4WD車は、慣性力が大きくなるため、かえって制動距離が延びやすくなります。
「自分は大丈夫」という過信: 4WDの登坂性能や発進時の安心感から、ドライバーが無意識に速度を出しすぎたり、車間距離を詰めたりする「過信」が最も危険な落とし穴です。
カーブでの横滑り: 4WDは直進安定性が高い傾向にありますが、雪道でのカーブでは遠心力により外側に膨らみやすくなります。スタッドレスを装着していても、カーブ手前で十分減速することが不可欠です。
チェーン規制時の対応: スタッドレスタイヤを装着していても、豪雪地帯での「チェーン規制」が発令された場合は、法律に基づきタイヤチェーンの装着が義務付けられます。
安全な雪道走行のためのポイント
4輪すべてに装着する: スタッドレスタイヤは必ず4輪すべてに装着してください。前後で異なる性能のタイヤを装着すると、車両の挙動が不安定になり非常に危険です(国土交通省からも注意喚起されています)。
「急」のつく操作を避ける: 急発進、急ハンドル、急ブレーキはスリップの原因となります。雪道では常に安全な速度を保ち、車間距離を十分にとりましょう。
エンジンブレーキを活用する: 下り坂などでは、ブレーキに頼りすぎず、エンジンブレーキを積極的に使用してゆっくり減速することが大切です。
タイヤの状態をチェック: スタッドレスタイヤの性能は、ゴムの柔らかさや溝の深さ(プラットフォームの位置)に依存します。使用年数(目安は3~5年)や硬度を確認し、劣化していたら交換しましょう。
4WDは雪道走行を「楽」にする装備ではなく、あくまで「補助」的なものです。常に路面状況を把握し、慎重な運転を心がけてください。
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