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臼井優

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「逆縁(ぎゃくえん)」とは
 本来あるべき順番と逆の縁を指し、最も一般的な意味は親より子が先に亡くなることで、
 仏教用語としては悪い行いが逆に仏道に入るきっかけになること、または年長者が年少者を供養することなどを意味します。
 現代日本では「親より子が先に亡くなる」という、親不孝で悲しい出来事を指すことが多いですが、仏教の教えでは、この逆縁が仏の道へと導く因縁となる場合もあるとされます。
 
主な意味
家族関係における逆縁(現代日本で最も一般的)
親より子が先に亡くなること。
夫より妻が先に亡くなること。
本来の順序(順縁)が逆転するため、「逆縁」と呼ばれ、特に親にとっては最も辛い出来事とされます。

仏教用語としての逆縁
仏法に背くような悪行が、かえって仏道に入るきっかけ(縁)となること(例:仏法をそしったことが、逆に仏の教えを深く理解する機会になる)。
順縁(順に念じること)に対し、対象を逆に観じること(例:足元から頭上へ)。
本来なら年下の子が親を供養する(順縁)のに対し、親が子を供養すること。

現代の捉え方
昔は「親が喪主にならない」「火葬場に行かない」などのしきたりがありましたが、高齢化社会で逆縁が増えたため、慣習にとらわれず遺族の気持ちを尊重する傾向にあります。

仏教的には「命のはかなさを知り、無常を理解する機会」と捉え、残りの人生を大切に生きる力に変えることもできます。

関連用語
順縁(じゅんえん): 仏教用語で、善事を縁として仏道に入る(例:仏教の教えを聞いて入信する)、または年長者が年少者を供養するなど、本来の順序で縁が結ばれること。
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「逆縁(ぎゃくえん)」とは