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臼井優

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共依存とは、相手に過度に依存したり、相手の世話を焼くことで自分の存在価値を見出したりする関係性で、健全な自立が失われ、お互いの主体性を奪い合う悪循環に陥る状態です。恋愛、親子、友人関係など様々な人間関係で見られ、依存症者の家族が尻拭いをして問題を悪化させるケースなど、一見「献身的」に見えても、結果的に相手の自立を妨げ、自分も疲弊していく負の関係性です。
共依存の特徴
自分の価値を相手に依存する: 相手に必要とされること、世話を焼くことで自分の存在意義を見出す。
相手の世話を焼きすぎる(イネーブリング): 相手が自分で解決すべき問題の尻拭いをしたり、過剰に尽くしたりして、相手の自立を妨げる。
境界線が曖昧: 相手の感情や問題と自分を同一視し、自分の感情や欲求を押し殺してしまう。
コントロール欲求: 相手をコントロールしようとしたり、相手が自分なしではダメだと感じさせようとしたりする。
自己肯定感の低さ: 自分の価値を低く見積もり、他人からの評価で自分を測ろうとする。
「助けたい」「守りたい」という強い衝動: 「自分がいないとダメだ」という思い込みが、関係を悪化させる。
具体例
恋愛関係: 「彼(彼女)なしでは生きていけない」「相手の幸せが自分の幸せ」と極端になり、相手の感情に振り回される。
親子関係: 親が子供を過剰に支配し、子供が自立できないようにする。子供も親がいないと不安になる。
依存症との関係: アルコール依存症の家族が、夫の飲酒問題を解決しようと必死になるが、それが夫の飲酒を助長し、家族も共倒れになる。
語源と背景
1970年代アメリカで、アルコール依存症者の家族(特に妻)の苦しみを援助する中で使われ始めた言葉です。
問題点
相手の回復を妨げ、自分自身の精神的・肉体的健康を損ないます。
依存症という病名ではなく、人間関係の問題として捉えられます。
共依存は、依存症の家族に限らず、多くの対人関係で起こりうる問題であり、自分と相手の「間」を取り戻し、健全な関係を築くための「自分を大切にする」視点が重要とされています
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