共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

臼井優

臼井優

財政の健全性を示す指標として、公的債務残高の対名目国内総生産(GDP)比率というものがある。投資家は政府の返済能力を最も重視するから、政府の抱える債務に対して、その国の経済がどれだけの返済能力があるのか、つまり稼ぐことができるのかを気にかける。そのため、公的債務残高の対名目GDP比率は重視される指標となる。

日本の公的債務残高は名目GDPの2倍を超えて久しく、G7で最悪の水準である。一方で、近年、日本の公的債務残高の対名目GDP比率は着実に低下している(図表1)。国の債務に限定して考えると、コロナショック後の2021年初をピークに、この数値は低下が続いており、この指標に基づくなら、財政は“健全化”が進んでいる。
GRAVITY
GRAVITY1
関連する投稿をみつける
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

財政の健全性を示す指標として、公的債務残高の対名目国内総生産(GDP)比率というものがある。投資家は政府の返済能力を最も重視するから、政府の抱える債務に対して、その国の経済がどれだけの返済能力があるのか、つまり稼ぐことができるのかを気にかける。そのため、公的債務残高の対名目GDP比率は重視される指標となる。