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七曜（しちよう）と曜日は
日月火水木金土の7つの天体（太陽・月・火星・水星・木星・金星・土星）に基づいた考え方で、現代の「曜日」の名称（日曜・月曜など）の起源です。古代バビロニアで生まれ、インドや中国を経由して日本に伝わり、弘法大師空海によって宿曜経（しゅくようきょう）とともに日本に伝来し、平安貴族の間に広まり、現在の曜日の並び（土・日・月・火・水・木・金の順で時間割を割り振った結果、日曜・月曜・火曜…となる）の基礎となりました。

七曜とは
天体: 太陽（日）、月（月）、火星（火）、水星（水）、木星（木）、金星（金）、土星（土）の7つ。
起源: 古代バビロニアで、これら7つの天体が神聖視され、それぞれ1日を支配すると考えられたのが始まり。
伝来: インドを経て中国に伝わり「宿曜経」となり、さらに日本へ。

曜日へのつながり
時間割: 7つの天体が、地球から遠い順（土・木・火・日・金・水・月）に1時間ずつ支配するとされた。
曜日の決定: その日の日の出から最初の1時間を支配する天体が、その日の「曜日」の名前になった。

並びの理由: この計算を繰り返すと、土星（土）が支配する日（土曜）の次の日の最初の1時間は太陽（日）が支配し、その次は月（月）…となり、土曜始まりで「土・日・月・火・水・木・金」の順で時間が割り振られる計算が導き出された。

日本での定着: 弘法大師が伝えた『宿曜経』に基づき、平安時代から具注暦（ぐちゅうれき）に記載され、明治時代に太陽暦が導入された際に、この七曜の並びが日曜始まり（日・月・火・水・木・金・土）として正式に採用され、現在に至る。

まとめ
七曜: 7つの天体（日月火水木金土）そのもの。
曜日: 七曜が日ごとに割り振られたもの（日曜・月曜など）。
起源: 七曜の占星術的な考え方。
日本での形: 「日・月・火・水・木・金・土」の並びは、七曜の「土・日・月・火・水・木・金」という時間割計算から生まれた。